World Trip

弓場農場, Brasil

弓場農場 (Yuba), Brasil
01~07.02.2013

僕は、素直な気持ちで思った。

こんな場所を、つくりたい。

ここの暮らしには、ある種の解答がある。
芸術とは、「生きる」ことだと思う。
それすなわち、「つくる」ことだと。
逆もしかり。
ここでは、当たり前に、みんながそうだった。

それにしてもさ~、
太陽の下、農作業で汗を流し、
休憩で飲む水のうまさは、
ビールなんかの比ではなかったよ。
そのあと、大きな湯船につかる気持ちよさ。
弓場で取れた食材でつくられた食事のうまさ。
究極の地産地消。

うちとけるには少し時間がかかったけど、
うちとけるキッカケが僕の音楽だったことは、
とても幸せだった。
かつてヨーロッパでは
サロンと呼ばれる場所があったらしい。
芸術家が集まり、居住し、
お互いに刺激を受け合い与え合っていた場所。
そういう小さなコミュニティを僕もつくりたいな。
農家、畜農家、建築家、大工、電気技師、医者、
薬剤師、獣医、調理師、自転車屋、音楽家、
画家、漫画家、小説家、イラストレーター、SE、
などなど。
皆が農業し、皆で建築し、
刺激を与え合い、生きる。
それって、夢の場所です。
考えるだけでドキドキするなあ。
しかしながら、当たり前のことだけど、
考えれば考えるほど、むずかしい。
弓場勇さんとその仲間のすごさよ。
尊敬なんて言葉ではくくれないです。

また必ずお邪魔したいです。
しかも次回はもっと長くいたい。
まだまだ知らなきゃいけないことは、
たくさんあるなあ。
それがとてもとてもうれしい。