World Trip

Antarctica

南極大陸, Antarctica
23.12.2012~01.01.2013

まさか行けるとは思ってなかった、南極。
世界最南端の街ウシュアイアから船で行けるという噂を聞いたのは確かキューバだったと思う。
それからじわじわ、シュワシュワと、僕の脳内を侵食していった南極。
イースター島で出会った旅する僧侶ケンジに(僕の頭を坊主にしてくれた坊主)「じゃあ次は南極で会おう」なんて言っちゃったもんだから、引っ込みがつかなくなった。(そういうことがよくあるタイプです)
さらには、まんまと南極帰りの人に出会い、安いツアー会社紹介してもらえたりして、縁があったんだと思う。
いよいよ確定したのは、チリのビーニャ・デル・マールにいる時だった。
貧乏旅行のくせに30万強もの金をかけるからには絶対に後悔だけはしたくなかったわけだけど、軽く予想を裏切ってくれた南極。
行ってよかったです。
青と白の、文字通り世界の果て南極は、想像以上だった。
天国か、と思ったり、地獄か、と思ったり。
内包されている重厚ミルクレープみたいなカオス。
僕の写真の技術じゃ、表し切れなくて悔しいけど、それでも片鱗くらいは、見てもらえるはず。

野生の生き物もたくさん見た。
キュートなジェンツー・ペンギン、シュールなアデリー・ペンギン、クールなチンストラップ・ペンギン。
そして何故か群れに1匹だけ紛れ込んでた「俺間違えた」顔のマカロニ・ペンギン。
しかし、ペンギンってのはアレね、この世で一番かわいい生き物なんじゃないかね。
年甲斐もなくキュンと来た。
ミンク・クジラも4回姿を見せてくれた。
イギリスとウクライナの南極基地にもお邪魔した。
親しい友人に南極から年賀状を。
クルーズ船オルテリウス号も居心地最高、毎日3食焼きたてのパンとうますぎるメシ。
南極船上BBQパーティ(フリードリンク)、クリスマス・スペシャル・メニュー、ニュー・イヤー・スペシャルメニュー。
完全に身分不相応だ、俺。
そこになおれ。

人間とは欲深いものですね。

旅の途中出会うたくさんの旅人に見たことも聞いたこともない知らない世界の話をこれでもかと聞いて、行きたい場所ばかり増え続けてる。
日本にいる時、ベネズエラ行きたいなんて思ってなかったもんなあ。
パラグアイのイグアス移住地のことも知らなかったし。
コロンビアも治安悪いからやめとこうとか思ってたし。
出会いが何よりの財産だということは、もはや言うまでもない。
出会った全ての皆さんに感謝してます。

さあ、南米も残すところ2ヶ月間。 (の予定)。
そのあとはアフリカ、ヨーロッパ、中東、
インド周り、アジア、東南アジア。
そして日本。
なんかあっという間に終わりそうな気がするな、これ…。

ところで皆さん、
人類が南極に足を踏み入れたのは
たったの100年前って知ってましたか?
そうやって考えると、夢の宇宙旅行もやたら身近に思えて来るんです。

僕ら、風来坊。