World Trip

Curitiba, Brasil

Curitiba, Brasil
31.01.2013

滝を見たあと、フォス・ド・イグアスへ向かう。
ブラジルの街を初めて歩く。
路上で太鼓を叩いている人がいたり、
色々陽気に話しかけてくる人がいたり。
看板も全部ポルトガル語。全然わからん。
ブラジル来たぞ!という感じだった。
何をしにフォス・ド・イグアスまで来たかというと、
弓場農場に向かうバスに乗るため。

弓場農場についてはこちらを。

人間らしい暮らしを学びに行こうと思った次第。

さて、そんなわけでフォス・ド・イグアスに到着。
早速バスを探す。
事前に色々調べた結果、
乗り換えは多いが、以下が最短の最安。
フォス・ド・イグアス→ロンドリーナ→アラサトゥーバ→ミランドポリス→ユバ
でも、うまくいくばかりじゃないのも旅。
バスが満席だったのだ。
それならあらかじめ調べておいたこういうルートもある。
フォス・ド・イグアス→サン・パウロ→ミランドポリス
もしくは、
フォス・ド・イグアス→カンポ・グランジ→アンドラディナ→ミランドポリス→ユバ
でも両方ダメ。
途方に暮れたわけです。
そういうときは地図を見る。
すると、サン・パウロの近くにクリチバって街がある。
もしかしてここからミランドポリス行き出てるんじゃないの?
フォス・ド・イグアス→クリチバ→ミランドポリス?
な~んて淡い期待を持って、
ギリギリ空いてた19時20分発6時着に乗り込む。
弓場農場到着は明日の夕方予定だったから、
予定は完全に狂った上に、
フォス・ド・イグアスにはWi-Fiがなかったから、
完全に賭け。
調べることすらできなかった。
とはいえ快適な南米のバス。
ぐっすり眠ってクリチバに到着。

早速バスを探す。
途中日本語をしゃべるブラジル人女性に助けられたりするも、
ミランド・ポリス行きは見つからず。
そううまくはいかないか…、なんてたそがれて、
煙草を一本吸いながらぼーっとしてると、
「アラサトゥーバ」の文字!
アラサトゥーバ行きのバス発見!
アラサトゥーバからミランドポリスは1時間半で行ける。
なんたる幸運!

昼12時発と20時発があり、
迷わず12時発のチケットを取る。
昼12時発に乗ったら、深夜に到着できる。
どうにか次の日からの農作業には参加できるだろう。
というわけでいったん落ち着き、
日本への絵ハガキを書く。
あれ?
日付を書いている段階で、ふと思う。
今日って2月1日じゃなかったっけ…?
どれだけ調べても1月31日。
弓場農場には2月1日夕方到着予定と伝えていて、
それを大きく遅れてしまうと思っていた。
むしろ予定より早く着いちゃうじゃん。
何やってるんだ俺。
こんなに急ぐ必要ない。
1日勘違いしてた。

というわけで、12時のバスを20時に変更。
2月1日の午前中には到着できるだろう。

荷物をコインランドリーに突っ込み、
いざ、クリチバ観光へ。
こんなとき、地球の歩き方はとても便利。
全く興味がない街のことも書いてあるわけで。

惹かれたのは、「オスカー・ニーマイヤー美術館」。
ブラジル、リオデジャネイロ市生まれの建築家、
オスカー・ニーマイヤーが建てた美術館。
現地の人は「目の美術館」と呼んでいた。
ローカル・バスに乗り込み、街の中心へ。
地図を見れば道なんてわかるくせに、
いちいち人に聞きながら歩きたい僕です。
到着。
なんとなくちょっと、「使徒」っぽい。
そういえば美術館に来るのも久しぶり。
大いに楽しめました。

それにしてもクリチバ、
あんまりブラジルっぽくない。
整理された綺麗な街という感じがする。

人はやっぱりブラジルだけどね。
陽気で人懐っこくて、やさしい。

あと、公衆電話に貼ってあるエロチラシ。
これが一番ブラジルらしかった。
尻、尻、尻!
全部尻!
日本だったら胸だったりするよな~、と感動。

そしてクリチバはコーヒー豆の産地らしく、
それならコーヒーを飲もうと入った喫茶店が、
とてもよかった。
コーヒー3杯も飲んでしまった(うち1杯は店のおごり)
でっかいキャロット・ケーキまで食べてしもうた。
店のお姉さんに植物園をオススメされる。
親切に最寄りのバス停まで送っていただき、植物園へ。

とても穏やかで幸せな空気が流れていた。
家族連れ、カップル、老夫婦。
ここには不幸なニュースはなにひとつない。

もともと全く興味がなかったけど、
クリチバに来てよかった。
人と出会うことが一番楽しい最近です。