La Paz, Bolivia
“Death Road”, Bolivia
14.01.2013
「デス・ロード」
未舗装のガケ道を、標高4700mから1200mまで、自転車で文字通り「転げ」降りる。
「大人」の遊び。走行距離は60km。
日本人女性が崖から落ちて亡くなってたり、年間200人が命を落とすらしかったり、それはそれは危険、ということで、外務省直々に「やっちゃだめよ」って言っているアソビ。
じゃあやめとくか?
いやいや、やるでしょう。
やらん手はないでしょう。
自分の身は自分で守るもの。
外務省が守るものではござんせん。
というわけで。
ウユニからラ・パスに着いて、まずはデス・ロードのツアー会社探し。
ツアー内容は大体どこも同じ。
・各種装備レンタル
・朝食、昼食、水、コーラ付き
・オリジナルTシャツプレゼント
・CD-Rプレゼント(ツアー中の写真)
・昼食時シャワーあり
こんな感じ。
だけど、それぞれの会社によって、もらえるTシャツのデザインが違う。
それならTシャツで会社選ぼうってんで、3600mの坂道だらけの街を、それはそれは歩きまわり、ゼエハアゼエハア息を切らし、やっと決めた会社が「Barro Biking」。
「100% Adrenalin」の文字にヤラれた。
ちなみに、デス・ロード参加費用は、自転車の質で変わる。(サスペンションの有無など)
質が低い自転車は安く、逆もしかり。
安くて300ボリ(4000円)から。
高くて500ボリ(6500円)くらいまで。
命に関わるだけあって、ボリビアにしてはかなり高い。
せめて1番安い自転車で行こう、
と思ったけど、前日ってこともあって、すでに埋まってしまっていた。
Barro Bikingでは500ボリの自転車しかない。
でもしつこくおねだりして、450ボリ(5800円)までまけてもらい、
いい自転車に決めたわけです。
それなりにスリルを求めてもこいつならついてきてくれるかも、という期待も込め。
翌朝7時、Barro Biking前集合。
バンに乗り込み、いざ、山へ。
結論。
すばらしく楽しかった。
ヘルメットの中でずっと笑っていた。
道にかかる滝をくぐったり、危険なカーブをくぐり抜けたり、段差で思い切りジャンプしてみたり、両手離して風を感じてみたり、やたらめったらペダルを漕いでみたり。
童心に返るとはこのこと。
いい自転車で正解でした。
僕は恥ずかしながら、ずっとガイドの直後を走っていた。(つまり先頭)
ガイドに「Good Driving」と褒められ、ツアー客の外国人に「Crazy」と言われ。それでいい気になってたりするんだから、ほんとにもう、俺ってガキだな。
思春期だな。
たはは…。
そうそう、バカな僕のことはどうでもいいとして。
デス・ロード、未舗装とはいえ意外と道幅も広かったし、自転車もガイドもちゃんとしてたし、対向車がいきなり来るとかもないし、しっかり気をつけてさえいれば、そんなに危険じゃないと思う。
21歳の邦人女子も笑いながら「サイコー!」って言ってたしね。
ボリビアはラ・パスへ訪れの際には、是非、死の道へ…。
バモス。