World Trip

Lisboa, Portuguesa

Lisbon & Sintra, Portugal
14~19.03.2013

旅を始めて5ヶ月半、アメリカ大陸をうろうろして、
ついに、ユーラシア大陸にやってきました。
まずはヨーロッパ最西端の国「ポルトガル」。
ポルトガルといえば、長崎の出島とかヴァスコ・ダ・ガマとか、それくらいしか浮かばない私。
でも、すごく素敵なところだと、出会った旅人さん達から聞いていた。

最初に結論だけ言ってしまうと、
予想以上によかったよ、ポルトガル!
いつか爺さんになれたら、必ず婆さんと来よう。
そう決断するくらい素敵でした。

3/14

首都リスボンの空港に15時着。
いつも不安なロスト・バゲージもなく、無事空港を出る。
寒い。そうだ、僕はヨーロッパに来たのだ。
しかしダンドリよく宿はすでに予約済み。
旧市街の中心、ロシオ駅の
2階にある、Destination Hostel。
コロンビアはメデジンで出会ったさやかちゃんのオススメ。
バスとメトロを乗り継ぎ向かう。
この時点で人の印象の良さがすごい。
やさしい人たちに助けられ。
しかし、流石はヨーロッパ。
バスとメトロだけですでに物価の高さを実感。
メキシコじゃ10円もしなかったバスが、ここじゃ200円超え。
なんて言っててもしょうがない。
ケチってても心が貧しくなるのみだよな。
節約はしつつ、割り切らなければ。
そしてホステルに到着。
あら素敵ね。気に入ったわ。
今日は長時間移動と時差の疲れを癒すことに決めた。
8ユーロで食べられる宿のディナーをいただく。
非常にうまい。この味は南米にはなかった。
それもそのはず、魚料理だ。うれしい。
そしてワインは飲み放題。
飲めないけど、グラスにそそいで香りを楽しむ。
さらに久しぶりのホットで勢いあるシャワー。
居心地のよさにクラクラしながら、
朝食付き15ユーロのドミトリーでグッスリ眠ったのだった。

3/15

7時起床。
朝食をいただく。
うまいパン、焼きたてクレープ、各種ジャム、新鮮なトマト、フルーツ、コーンフレーク、淹れたてコーヒー、牛乳、100%オレンジ・ジュース、グレープ・ジュース。
これらが食べ放題、飲み放題。
それなりに長く旅してきたが、ここまで充実の朝食は初めて。
さらに言えば、南米では100%のオレンジ・ジュースは、なかった。
(厳密にはある。街角の搾りたてオレンジ・ジュース。しかし市販はされてなかった。)
グレープは言わずもがな。
手軽にビタミン摂取できるのは長期旅行者にはありがたし。
満腹の朝食後、コーヒーを飲みながら
初めてのヨーロッパを眺めて煙草を一服やる。
幸せっす。
さて、どうやらこの宿では毎日なんらかのツアーを開催している模様。
毎朝10時半からはウォーキング・フリー・ツアーがある。
今日は晴天!これに参加することに決めた。
伝統あるフォーマー地区を歩く。
とても雰囲気がある。歩いているだけで、楽しい。
中南米も大好きだけど、この感じもすごく好きだな、俺。
写真をご覧くださいまし。

ツアーから戻り、一休みののち、ベレン地区まで歩く。
川沿いの道を6km歩いた。
遠かったよ。
午前中から一転、曇り空のベレン。
ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路発見に出発した地。
ヴァスコさんが出発した日の天気もこんなだったのかもしれない。
その後ジェロニモ修道院、発見のモニュメントを見るも、
あんまりグッと来ない。天気のせいかも。
そうそう、Pasteis de Belemのタルトは激烈うまかった。
僕は知らなかったが、随分有名らしい。
てなわけで、帰りはおとなしく電車に乗って、ロシオに戻りました。
そのあと、安くてうまいっていうレストランで、
塩焼きのでかい魚を食べ、満足。
熱いシャワーを浴び、グッスリ就寝。

3/16

今日も最高の朝食で一日は始まる。
シントラ・ツアーに参加することに。
街並みとかペナ宮殿とかユーラシア大陸最西端のロカ岬とか。
ロカ岬では証明書ももらった。
説明するより写真を見ていただいた方がよいでしょう。
その後宿が主催するBBQで腹いっぱい。
シントラで仲良くなったイタリア人男性と再会。
1曲歌ったりした。

3/17

今日は休息日。
にすることに決めた。
コーヒー飲みながら絵はがき書いたり、
曲つくったりしながらゆっくり。
ディナーは宿の8ユーロのを食べた。
ポルトガルの伝統的な料理をいただく。
実にうまい。ポルトガル、住める。

3/18

リスボン観光最終日にふさわしい青空。
宿で仲良くなった韓国人のエンジェラとリスボン散歩。
お互い下手な英語でコミュニケーション。
テンポが近いので、伝わりやすく。
見逃していた地区や、エレベーターや、展望台を見て歩いたり、再び破れたパンツを直してもらったり、骨董屋で古い老眼鏡(10ユーロ)を買ったりした。
実に充実した時間だった。
夕陽に染まるリスボンの街は、とても美しかったです。
夜はバーにファドを聞きに。
これは今の僕的にはまあまあだった。

3/19

8時半起床。
久しぶりの偏頭痛到来。
ちきしょー。でも今日は移動だ。
あっ、雨降ってやがる。
リスボンから出るなってことか。
でも俺は行くぞ。
どこに行くかって?
「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」
と言われる「モンサント」に行くんだよ。
頭を抱えながらメトロでバスターミナルへ。
10時発のチケットは売り切れ。
さらに、次の便は14時。
14時の便のチケットを取り、いったん宿に戻る。
仮眠を取らせてもらう。
本当に親切な宿だ。感謝。
皆さんもリスボンにお越しの際はDestination Hostelへ。
2時間眠ったら頭痛もマシになってた。
再びバスターミナルへ向かい、
カステロ・ブランコ行きに乗る。
カステロ・ブランコで再度乗り換え、
いざ、モンサントへ。