World Trip

Sanur, Bali, Indonesia

Nusa Penida, Bali, Indonesia
06~08.09.2013

この旅の終着点、インドネシアはバリ島に到着。
結局1年で35カ国まわった計算。
ちなみに、世界の国の数は全部で195。つまり、1年ひたすら旅をしてまわって、たったの5分の1ってこと。
世界は広い!こりゃあ死ぬまで退屈することはなさそうだ。ありがたい。

さて、バリ島には帰国までの19日間滞在するわけだが、なぜこの地を最後に選んだのか。
今は昔、18の頃、僕は友人のすすめで1冊の本を読んだ。2004年に亡くなってしまった中島らもさんの「水に似た感情」。バリを舞台に描かれた小説だ。面白いのでご存知ない方、是非。それから僕は、バリ島に憧れ続けてきた。13年間ずっとだ。(スラムダンクで赤木キャプテンが山王戦を夢見てたように。)
大阪で美容師をやっている弟が社員旅行でバリに行ったと聞いたときはとても悔しかった。大好きな漫画家、深谷陽さんの漫画でバリは度々舞台になっており、読みながら心踊った。以前IT関係の会社でバイトをしていたころ仲良くなった女の子は、毎年バリに行っていて、その子の話を聞くのは羨ましくもとても楽しかった。
バリとは、僕にとってそんな場所。
最近アジアに来てからの旅は「行きたい!」というより「行かなきゃ!」が強くなっていた。行きたいという気持ちももちろん、多分にある。でも長旅の影響もあるだろうが、比率として、行かなきゃが少しずつ色濃くなっていたことは否定できない。しかし、憧れ続けたバリ島は、「行きたい!」で占められていた。
僕はバリで旅を終えたい。そう思ったのだ。

前置きが長くなった。

そんなバリ島の最初の目的は、ダイビング。
4月にエジプトはダハブでライセンスを取得し、7月にタイはタオ島で潜り、最後にバリ島。我ながらいい流れじゃないか。タオ島では惜しくもジンベイザメを見ることは叶わなかったが、今の時期のバリ、ヌサ・ペニダでは、マンボウやブラック・マンタを見れる可能性が高いらしく、期待は高まるわけだが…、
もう結論言っちゃおう。
マンボウもブラック・マンタも、見れました!!泣
とんでもなく神秘を感じる生きモノたちだった。正直感動した。写真もろくに撮れないくらい見惚れた。
マンボウは、遠くから僕らの方へ近づいて来てくれて、なんかその様子が、まっすぐこっちへ来るだけなんだけど、ダンスみたいだった。音楽が鳴ってるみたいだった。そのあと、でっかいマンボウ急上昇!水面でジャンプをかましてまた降りてきた。まるで「バリへようこそ」と言ってくれてるみたいで(思い込みが激しくて申し訳ない)高揚した。すぐ近くで見ることができたんだけど、なんというか、目がね、不思議なんだな。なんて言うのかな、ああいうの。ダメだ、言葉が出てこない。とにかく不思議だった。
そしてブラック・マンタ。こいつらは泳いでるんじゃない、飛んでるんだ、と思った。マンボウに続き、マンタは僕らの目の前で宙返りをして見せてくれた。まるで「バリにようこ(以下略)
そのあと、手が届くくらい近くまで来てくれて、いっしょに泳いだりもできた。まる(以下略)
ダメだこりゃ。ただの自慢話にしかならない。
ともあれ、過去最高に興奮するダイビングでした。

帰国したら、日本の海にも潜ってみたいな。沖縄、小笠原…。ダイバーさんたちからの情報、お待ちしてます。

とにかく、そんなわけで、まずひとつめの目的は達成した!

次は、芸術と音楽の街、ウブドへ行く。