World Trip

Helsinki, Finland

Helsinki, Finland
31.05.2013~04.06.2013

ヨーロッパ最後の地、フィンランド。
アイルランドに引き続き、こちらでも友達にお世話になります。
日本で出会ったマリアと、その恋人のヨシオ。
早速マリアの手料理をいただき満腹の僕に、ソファでくつろぐ彼は、おもむろに言う。

「旅をしてるとお金がかかるだろう?ここにいたらいいよ。明日は何が見たい?」

英語を日本語に翻訳しているわけじゃない。彼が日本語で、そう言ったのだ。
実はヨシオは日本生まれ。幼少時に日本にいたので、日本語が結構いける。台詞に貫禄を感じるがまだまだ23歳の若者。漢字名は義男。
マリアは日本に言語留学していた(そのときに出会った)ので、日本語が少しわかる25歳。
旅の中でいつも外国人の皆さんとは、英語やスペイン語のみのコミュニケーションをするしかないけど、そこに日本語って選択肢があることで、いつもよりずっと濃密なコミュニケーションが可能。これはとても楽しい。
しかも、日本語がわかるのはこのふたりだけではなく、彼らつながりで出会うほとんどのみんなが日本語をあやつるという事実。ミルカ、ラウリ、ティド、ヘンリカ、アネ。そしてマリアとヨシオと、ヨシオの兄ユキオ。なかなか外国人の名前を覚えられない僕が、いっぱつで名前を記憶してしまうほどに強力なキャラクターを持つだけでなく、日本語までしゃべる彼ら。
街歩き、公園で昼寝、ちょっと観光、おいしいご飯、にぎやかな会話、通じる喜び、音楽の話、楽器店めぐり、小さな島でピクニック、マリアのゴージャスな実家でディナー・ライブ、強烈なお菓子サルミヤッキとカモシカ料理、意外と地味だった「かもめ食堂」、海、バスケ、変なフィンランド料理。
深夜12時に日が暮れて1時間もしたらまた明るくなってくる、ほぼ白夜のヘルシンキで、結局僕の睡眠時間は短いままだったけど、彼らのおかげでとても安らかな時間を過ごせた。
マリア、ヨシオ、ありがとう。

次は、日本で会うと約束した。
全員僕の田舎にご招待しよう。
年寄りたちは外国人の彼らにまず慌てふためき、操る日本語にまた驚くのだろう。
その時がとても楽しみである。
連れていきたい場所が、たくさんあります。

さあこれにてヨーロッパ篇はおしまい。
次の国は、インド!
日本から大切な友人たちが、僕に会いに(?)やってくる。
タニザワトモフミ・バンドのコーラス担当、サリー。
高校の同級生で最も大切な友達のひとり、ツバサ。
スペイン、モロッコと行動を共にした料理人、カナミ。
ひとり旅が一転、気心知れた彼らとパーティを組むことになる。
どんな日々になるのだろう、とても楽しみだ!