World Trip

San Cristobal De Las Casas, Mexico

San Cristobal de las Casas, Mexico
11~13.11.2012

サンクリストバル・デ・ラスカサス。
略してサンクリ。
最初に街を見た印象は「コンパクトなオアハカ」だった。
メキシコの中で一番物価が安いチアパス州の都市。
オアハカで出会った旅人が最高だと言っていたので訪れた。
この先も行く場所のほとんどは、そんな風にして決められていくのだろうなと思う。

そして、この街へ来た最大の目的は、「アニマリート」と呼ばれるぬいぐるみの民芸品。
なんて言うと、随分ファンシーなやつだと思われるかもしれないけど、
(実際ファンシーかもしれないけど)
その奇妙さとテキトーさとうさんくささといったら。
愛しさと切なさと心強さよりパンチが効いているのだ。
安いのだと5ペソ(30円)、一番高くて100ペソ(600円)。
結果的に、僕はこのぬいぐるみを運ぶためにバックパックをより大きなものに買い替えることになった。
(ちなみにバックパックは50~60リットルのやつで、値切って200ペソ(1300円)で買った)

もうひとつの目的が、「サパティスタ民族解放軍」自治区の村「オベンティック」の見学。
(詳しくはコチラ http://ja.wikipedia.org/wiki/サパティスタ民族解放軍 )
サンクリからタクシーで1時間ほどの距離。
入村するために2度にわたる面接があり、人によっては見学を許可されない場所。
と聞いていたけど、割とすんなり入ることができた。

なぜか日本人なのにわざわざサンクリでインドカレー屋を営むレイコさんと、その友人で中米に沈没した旅人さんと、そのかつての上司さんと僕っていう不思議な組み合わせの4人で。

いわゆるゲリラ組織の普段の生活を垣間見ることができ、とても有意義な時間だった。
それは、とてもおだやかなものに見えた。
印象的な壁画の写真を何枚か。

サンクリは朝と夜はさすがの高地、とても寒かったが、昼は半そででOK。
たまっていた洗濯ものをクリーニングに出したり、
(メキシコでは1kg10ペソ(60円)でクリーニングを頼める)
穴の開いたお気に入りの青緑ズボンを直してもらったり、
(メルカドの近くに服直し屋通りがあり、そこで20ペソ)
毎日サントドミンゴにアニマリートを探しに行ったり、すれ違っただけの人と少し仲良くなったり。

思うに、最後のやつは旅の醍醐味なんじゃないかと思う。
最近の僕は、日本にいた時より随分オープンハートになれている気がする。
色んな事が変化してきている。

さあ、次回はメキシコのマヤ遺跡に迫る。
「トニナ遺跡」「パレンケ遺跡」から、
ふしぎ、発見。
(ミステリー・ハンターに憧れてます。)